「私が美と健康と心理に興味を持った原点」 2021.1.21
***
今日のテーマ、
「私が美と健康と心理に興味を持った原点」
私が初めて色を仕事にできると
知ったのが20才くらいの時のこと。
当時私は、下着メーカーの
ワコールでOLをしていました。
1985年、私が20才の時に
ワコールは青山に「スパイラル」という
複合文化施設を造りました。
スパイラルには、ギャラリー、カフェ、多目的ホール、
レストランバー、生活雑貨を扱うショップ、
トータル・ビューティ・サロンなど、
多種多様なスペースが共存しており、
ワコールの関連会社である
株式会社ワコールアートセンターが運営しています。
スパイラルのサイトより引用します。
https://www.spiral.co.jp/about
“スパイラルのテーマは「生活とアートの融合」。
生活とアートが美しく溶け合った豊かなライフスタイルの実現を目指して、
さまざまな提案を行なっています。
それは、美術、演劇、音楽、映像、ファッション、デザインなど、
質の高い芸術活動を日常生活の中で気軽に楽しむための、
そして、暮らす、食べる、装うといった日々の生活そのものを、
よりアーティスティックに演出するための提案です。”
引用は以上。
恐いもの知らずだった私は、上司に、
そこに出向したいと申し出ましたが
もちろん、札幌支店のOLで
私はなんのウリも実力もありませんでしたから
採用する理由もないので却下されましたけどね(^^;
でも、私が興味あることは、上司に知ってもらえたので
仕事で東京に行く機会を作り、
その際にスパイラルを見学に行かせて下さいました。
スパイラルを見学した時、一番衝撃的だったのが
ネイルサロンと、パーソナルカラーのサロンでした。
まだネイルサロンも東京には1件しかない時代。
パーソナルカラーも日本に入って来たばかりで
ごく一部のセレブにしか知られていませんでした。
ネイルも当時は1回10万円くらいで
パーソナルカラーも庶民が気軽に受けられる
値段ではありませんでした。
最初にカラーに興味を持ったのはその時です。
でも、パーソナルカラーを学べるところは
当時まだ札幌にはありませんでしたし、
(後に転職した会社でカラーの講座を立ち上げましたが・・・)
札幌でパーソナルカラーをやっても、
お金持ち相手に、私のような若造がやっても
難しいだろうと悟り、
会社の福利厚生の一環で取り扱っていた
通信講座の中に「カラーコーディネート」があったので
それを学んだのが私の一番最初の
カラーとの出会いです。
結果、カラーチャートにカラーチップを
上手く貼れず挫折しました・・・
ワコールの下着は、今でもそうですが
とても美しくて夢のあるものが多く、
フィットネスウエアや水着、ナイトウエア、
ボディケア化粧品もありました。
ワコールは、女性の心理・意識、ライフスタイル、
価値観、行動という領域での調査・研究を通して、
女性の美、快適、健康への貢献を目指している会社です。
なので入社してから、研修などで
女性の心と体、美と健康について学ぶ機会が多かったのです。
当時、「先生」と呼ばれていた
私の母と同い年の上司がいて、
札幌のローカルですが、
テレビ番組に時々出演していました。
実は、その人に憧れてワコールに就職したのでした。
私がテレビを見ていた時、
上司は40歳前後くらいの年齢でしたが
私は30代だと思っていたので
後から母と同じ年齢だとしって大変驚きました。
今でいう美魔女です!
上司は、仕事ができるキャリアウーマンで
女性に体と健康と美についてたくさんの知識を持ち、
いつも姿勢が良く、颯爽と歩き、カッコいい。
その上司のようになりたくて
ワコールの採用試験を受けました。
そして、筆記試験に無事合格し、いよいよ面接。
なんと、憧れの上司が面接官の一人でした。
今から35年以上前の出来事なのに
今でも鮮明に当時のことは覚えています。
そんな環境に、7年近くお世話になり
社会人としての基礎を積ませてもらったので
私の仕事の土台には、
ずっと、美と健康があります。
何度かメルマガでも紹介しましたが
戦争の悲惨さを体験してきた
ワコールの先代の社長、塚本幸一氏は
「平和は、女性が美しくありたいという 願望を謳歌できる時代だ」
と考え、女性に美しくなってもらう商売を志そうと決意したそうです。
私はワコールに内定が決まった時に
送られてきた塚本社長の本や社報を読み
その志に感動し、それが
今の私の血肉になっているのだと思います。
カラーも心理も、
パーソナルカラーやイメージコンサル
そしてボディメイクも、
私が興味を持って仕事にしていることの原点は
全てワコールから始まっていて、
私も女性が美しく輝けることが
世界平和につながると信じている一人です。
***
0コメント