【赤の話】草木裕子先生の 色どりメッセージ メルマガよりvol.3
RYBカラーリーディング
創始者の草木裕子先生の
色どりメッセージのメルマガを 転載いたします。
自然の色の 読み解きにご興味のある方に、ぜひ読んでいただきたいです♡
ここらからが転載です。
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メルマガの読者登録していただいたみなさまへ
空を見上げると、
うろこ雲が一面に広がっていました。
朝晩の冷え込みから
放射冷却が起こってできる雲のようです。
そろそろ本格的に冬支度を
しようと思います。
そして、紅葉の季節本番を迎えています。
真っ赤に色付く木々の表情は、
まるで、寒い冬を乗り切る準備として、
最後の力を放っているように感じます。
と言うことから、
今日は「赤」のお話を
させていただきたいと思います。
「色どりメッセージ」27話
赤は、人が生まれて来て
初めて認識できる色だと
言われています。
そして、最後まで認識できるのも
赤だと言われています。
赤で生まれて、
赤で人生の幕を閉じる、
と言うことですね。
カラーの意味をお話する時、
赤は、生命力の色として説明します。
それは、赤=血、と考えると
納得できると思います。
血が流れていることは、
生きていることに繋がりますからね。
その血の色ですが、
これから活動的に流れる時は、
動脈を通る鮮血色です。
勢いのある鮮やかな真っ赤。
そして、役割を果たして
心臓に戻って来る時は、
静脈からですので、
静脈と言う漢字、青辺ですから、
(漢字はわかりやすいですね)
青みを帯びた赤です。
これは、赤紫やマゼンタ色とも言いますが、
キリスト教では、キリストが流した犠牲の血の色を指します。
人間の身体中のそれぞれの臓器に、
大切な栄養や酸素を送り込み、
老廃物を受け取り(青の受けると言う意味)
しっかり活動してね~と帰ってくる、
静脈を流れる血と同じように感じます。
また、赤は古代から人々と密接に
関わって来た色だと言えます。
人間が最初に認識する色とされているからか、
最初に見つけて、
使ってみようと思った色なのかも?と
私には感じます。
今から5~6千年以上前のものと推定される、
朱塗りの竪櫛が、福井県の鳥浜貝塚で
出土されました。
古代人は身体に朱色を塗っていたとの伝えは、
「魏志倭人伝」にも表されていました。
また、各地に残る古墳の石室でも
天井に朱色が塗られてものが多いのです。
これは、呪術的な意味で、
魔除けと言えるのでしょう。
死者の魂を守るために、
そして、いつまでも生きていること、
もう一度生まれて来ることを
願ったように感じます。
また、西洋では洞窟から
1万年以上前の壁画も発見されていますが、
スペインのアルタミラ洞窟や
フランスのラスコー洞窟では、
レッド・オーカーをはじめ、
イエロー・オーカーや石炭などで、
動物画が描かれていました。
何万年も前から赤で動物を描くことで
人々は、生きる意味を
表していたのでしょうか?
と考えてしまいます。
世界中どこででも、
古代からの壁画や出土品には、
赤が施されています。
そのメッセージは、
いつの時代もどこの地域でも
人々は、赤に守られ、
また、大切な人を守り
生きること=子孫を残すことを
ただただ祈り続けていたのでしょう。
そして、その意味が、
今、色彩を考える私たちにも
受け継がれているのだと感じます。
赤のエピソードは、
調べれば調べるほど興味深いことが
見つかります。
太陽も赤い朝陽で始まり、
夕陽の赤で一日の終わりを告げます。
人生を物語るように・・・
「色どりメッセージ」のバックナンバーは、
株式会社プロ・アクティブさんの
コラムページをご覧ください。
https://club.ima-coco.jp/column/
みなさま、今月もメルマガをご覧いただきまして、
ありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします。
RYBカラーリーディング本部
アトリエfor me 代表 草木裕子
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草木裕子先生のメルマガを いつも楽しみにしています。
自然の色の読み解きを
こんなにわかりやすく お話しされている 草木先生のブログやメルマガを
たくさんの方に知っていただきたいと思っています。
これからも 紹介していきますので どうぞ よろしくお願いいたします。
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