【色の名前】SAIKO先生メルマガより 2018.5.28
今日のテーマは、
「色の名前」
みなさんは、何色
色の名前を知っていますか?
人間の目は、750万色もの色を見分けられます。
でも、その色1つ1つに名前を付けても覚えられませんよね?
だから、せっかく名前を付けても記憶と合わないことがあります。
例えば、750万色の中から、本当の青を1つ選んで!
と言われても、きっと選ぶ人が10人いたら10通りの色が
選ばれるのではないでしょうか。
それだけ、色の記憶は曖昧なものです。
そこで、製品の色の管理などをする人は、
決められたルールの下で、色を測定します。
その測定の仕方についても実は日本では決まっていて
JIS日本工業規格という分厚い辞典のような本が何冊もあるのですが
その中に、色の測定の仕方や色の名前について書かれているのです。
JISの中に、「慣用色名」というのがあり、
和色名と外来色名合わせて269色が規定されています。
和色名ですと、
桃色、茜色、橙色、山吹色、若草色、空色、藤色・・・
外来色名ですと、
ローズピンク、ワインレッド、オレンジ、レモンイエロー、ミントグリーン、スカイブルー、ライラック・・・
こんな風に、固有名詞を使った色名のうち
一般的に知られているであろう慣用色名が269色規定されています。
その中に、
ゴールデンイエローとかマリーゴールド
という色があります。
時々、TCカラーセラピーの左から4番目の色を
どうしてゴールドと呼ぶのかという質問をされることがあります。
慣用色名にもあるように、外来色名には
ゴールドとかゴールデンという呼び方をする色があり、
和色名だと、近い色が山吹色になります。
山吹色のような色を西洋では
金色の輝きを感じさせる色としてそう呼びます。
日本では、慣用色名にはありませんが
黄金色(こがねいろ)と呼ばれる色があり
それもやはり、金属の金そのものの色ではなく
金色に輝く畑・・・とか
金色きつね・・・などと表現するように
やはり金をイメージさせるような黄色系の色を指します。
黄色っぽい色は金を連想させるので
中国では皇帝の色として用いられていた時代もあります。
黄色は元々仏教に携わる者や僧侶が最もよく使用する色で
皇帝の上には「天」があります。
神から授かった権力を象徴する神聖で尊敬すべき色として
後に権力を持つようになった皇帝が黄色を他の身分のものが
使うことを禁止していた色なのです。
だから、ゴールドという色には
パープルと同じように、
権威、権力、プライド、最上位・・・という意味があるのです。
西洋では、ローマ皇帝シーザーやクレオパトラが
当時、とても高価だったプラプラ貝で染めるパープルが
皇帝の色として後に、ロイヤルパープルと呼ばれるようになります。
色の意味を深めたい人は、
色の名前や由来、文化や歴史などを学ぶと良いでしょう。
***
明日のテーマは、
「色のバリアフリー」
ユニバーサルデザイン
と言います。
お楽しみに☆
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